YMCAのミッション(2)

基本聖句 ヨハネによる福音書第17章21節(新共同訳)
父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを信じるようになります。


日本YMCA基本原則
1991年、世界YMCA同盟は「パリ基準」を含め、YMCAの使命見直しの検討を世界各国のYMCAに向けて要請しました。これを受けて、日本YMCA同盟は各加盟YMCAとともに使命見直しのために、1994年、日本YMCA基本原則検討委員会を設置し、各地区担当者会の検討も含め原案を作成しました。そして、1996年6月に第106回日本YMCA同盟委員会において採択したものが現行の「日本YMCA基本原則」です。改定にあたっては、世界のYMCAの結合基準 (Basis)と日本にある各加盟YMCAの使命(Mission)を結ぶ原則(Principle) として位置づけ、1976年に採択した「日本YMCA基本原則」と1978年に制定した「日本YMCA綱領」を合体して改定する形をとりました。

日本YMCA基本原則

  • 私たち日本のYMCAは、
    イエス・キリストにおいて示された愛と奉仕の生き方に学びつつ、世界のYMCAとのつながりのなかで、次の使命を担います。
  • 私たちは、
    すべての人びとが生涯をとおして全人的に成長することを願い、 すべてのいのちをかけがえのないものとして守り育てます。
  • 私たちは、
    一人ひとりの人権を守り、正義と公平を求め、 喜びを共にし痛みを分かちあう社会をめざします。
  • 私たちは、
    アジア・太平洋地域の人びとへの歴史的責任を認識しつ つ、 世界の人びとと共に平和の実現に努めます。

(1996年6月15日第106回日本YMCA同盟委員会採択)


YMCAの願い
YMCAの願いは、活動をとおして次のことを学び、行動していくことです。

  • 自分のいのちとみんなのいのちを大切にすること
  • 家族、地域のひとりとして責任があること
  • 世界と地球を見つめ、考え、行動すること
  • ボランティア精神とリーダーシップを身につけること
  • すこやかな心とからだを育むこと

YMCAでは、これらを実現するために、「思いやり」「誠実さ」「責任感」「尊敬心」をすべての場面で大切にしています。


ロゴマークについて

世界YMCA同盟の正章
YMCA_WA_logo1881年に決定されて以来使われている、最初のロゴマーク。地球上のすべての国のYMCAが一つであることを目指して、円周に五 大州の名前が手をつなぐように並 んでいます。中心のPとXは、ギリシャ語で「キリスト」を表す文字の頭の2文字です。開かれた本は聖書で、ヨハネによる福音書第17章21節が 示されています。この聖句は「すべての人を一つにしてください」というイエスの祈りで、そのように、YMCAもキリスト教の教派を超え、国家や人種の隔たりを超えて一つになろうという願いが込められてい ます。


YMCA正章
YMCA略章略章の赤三角(1891年、北米 YMCA同盟の体育主事だった ギューリックが考案したものです。ギューリックは、YMCAの 体育を理論化・思想化し、心-”Spirit”と知性-”Mind”と体-”Body”との三つが調和した全人的な人間の育成を目指すこと提唱しました。この赤三角の マークは、心、知性、体の調和 のシンボルです。YMCAのマークとして、広く世界中に知られています。)と、世界YMCA同盟の正章を組み合わせたようなこのロゴは、1895年に北米のYMCAが考案し、 採用したものです。その後、世界のYMCAの正章として使われるようになりました。
YMCA-logo_2


キャラクターディベロップメント
y-cdYMCAでは、私たちの人格を形成する上で大切な価値を次の4つに注目し、活動の中で伝えていくよう努めています。

  • 思いやりの心
    Caring
    自分のこと、他者のことを思いやること
  • 正直になる
    Honesty
    自分に正直であり、他者に誠実であること
  • できることは自分でする
    Responsibility
    自分の行動に責任を持つこと
  • 人を大切に思う
    Respect
    自分自身を大切にし、 他者を大切にすること

人として生きる上で大切な価値観が失われつつある今、YMCAは多様な個性や生き方・文化を認めながら、価値を明確にして活動することに努めていきます。平和で文化的な社会は、人生の全てのステージにある一人ひとりがこれらの価値を心に留めることによって築かれると信じているからです。